デジタル採点ソフトの利用とポイント

学校の教師の忙しさはよく語られている話ですが、一人の人間が出来る許容量を超えていて大変だという事です。ただ教えるというだけでなく、進路指導や問題児への対応、季節のイベントや部活まで入って来ては最低限の仕事をしているだけで参ってしまいます。なかなか公的なものなので誰かの努力で簡単に改善という事は難しいですが、デジタル技術の活用で少しでも負担を減らせるとしたら、デジタル採点ソフトの利用が考えられます。デジタル採点ソフトは、どうしても手間の掛かるテストの採点を自動で行ってくれるソフトで、文字の読み取りを行うため精度が重要だったのですが、やっと実用化にこぎ着けてきました。

実際にそのまま人の代わりが出来るというのではなく、まずは一人の採点情報をデジタル採点ソフトに入力します。その後、入力されたデータに基づいて残りの生徒の分を自動でマルバツチェックしてくれる訳です。文字が汚い場合は読めない事もあるため、必ずしも100%の精度とまではいきませんが、30人のうち28人が自動で済むとしたら使う価値を認めてもいいのではないでしょうか。文字に関しては運用面での対策として、生徒に範囲内への記載や、文字を出来るだけ丁寧に書く様に指導しておけば確率を上げる事も出来ます。

もう一つ、ソフトウェアなので一つ買っておけば他の教師と使い回しをしたり、教師が別の学校に異動になったとしても学校には残り、資産として使い続けられるという部分も見逃せないポイントです。