思考力や表現力をデジタル採点システムで確認

今までの学習は知識の確認による試験で評価されていました。これからの傾向としては思考力や判断力を強化するような学習が必要と言われています。このような力を確認するには記述式の試験が有効です。できるだけ自由に記載させて、その内容を評価しなければいけません。

教師にとっては、それぞれの考え方を全て見て、良し悪しを判断しなければいけないので、とても時間を必要とします。その負担を減らすことができるのがデジタル採点システムの利用です。思考力や判断力は正解というものが存在せず、相対的な採点が行われるようになります。同じようなことを言っていても、表現の仕方で捉え方が違ってくる恐れもあります。

そこで同じ質問に対して一覧表示を行い、傾向ごとに分類してから配点を考えます。デジタル採点システムでは、そのような串刺し採点を簡単に行うことができます。似ているものを集めて、その良し悪しとアドバイスを考えれば、ブレのないコメントをすることが可能です。デジタル採点システムはデータの共有ができるので、複数の教師でディスカションを行うこともできます。

なかなか判断が難しい内容は、一人で考えるのではなくこのような評価方法が効率よく行うことが可能です。生徒の自由な表現を遮ることなく、学習の効果を期待するには、デジタル採点システムの活用が重要です。採点の負担を増やさずに質を上げることができれば、これからの学習の傾向についていくことができます。