学力の向上は自分の担当だけではなく、生徒一人一人に対して期待することです。試験の結果からいろいろな傾向がわかりますが、それを教師の間で共有することは大変です。順位や点数だけに頼ってしまうと、本当の問題点が見えてこない恐れがあります。注意力が足りないことや、記憶問題が弱い、特定の問題だけ成績が良いなどさまざまです。
出題した問題の種類を分類して、それぞれの結果から分析をすると、本当は苦手ではない教科で点が取れていないことや考え方を変えることで、全体の底上げになるなどの検討ができるでしょう。そのために有効なのがデジタル採点システムの導入です。デジタル採点システムは問題ごとの集計が可能なため、問題に対しての重みづけをおこなったり、出題形式の分類や目的別の集計などを行うことも可能です。自己表現が必要となる問題で点が取れない生徒は、国語だけでなく、社会についても良い点が取れない恐れがあります。
数学の中間式も自信がなくて書けないことで、原点になっているかもしれません。表現力を改善するだけで、複数の教科で良い結果が得られるかもしれません。デジタル採点システムはこのような分析ができるようになる機能が利用可能です。データは共有できるので教師間で指導方法を検討したり、話し合う時にとても便利です。
話し合いをするために新たなデータを作る必要がないので、教師の負担を増やすようなことがありません。短時間で効率よく、質の良い指導を行うことができます。
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